えな
仕事でまたミスをしてしまいました。私って努力が足りていないのでしょうか??
やまがみ
努力って言葉はとても曖昧ですね。人は成果があげられない時に「努力」という言葉を使います。また時には他人から「努力」という物差しを突きつけられる時もあります。今日は職場で上司から「努力が足りていない」と言われたAさんにお越しいただきました。
Aさん
私の上司は精神論が大好きな人です。以前私がミスをした時に「努力が足りていない」と言われました。努力とは主観的な言葉なのに他人から言われると良い気はしませんね。まず、努力ってなんなのでしょうか。ちょっと深堀していきましょう。
そもそも努力とは?
Aさん
人は目標達成や成果物に届くための経過のことを努力という言葉で表します。個人的にはこの「努力」という言葉がずっと嫌いでした。成果物という物量に対して努力という精神面に置き換えているからです。そして努力とはどこか「耐え苦しまなければならない」というネガティブイメージが強いですよね。
えな
それ、とてもわかります!!「努力」って聞くと修行のようなイメージで辛いことを率先してやらなければと思ってしまいます。
Aさん
そもそも努力とは可視化されないものなので人によって基準が異なります。なので成果物に届かなかった時に他人から努力が足りないと言う言葉で片付けられると腑に落ちないですよね。
努力とは成果物に届くための練習量を置き換えた言葉
努力は人によって基準が違う
正しい努力とは?
えな
努力という言葉の意味はわかりました。しかし、私は今回のミスで、もっと努力をしなければと思っているんですが…
Aさん
それはとても素晴らしいことです。そもそも目標達成のために頑張ることはとても素晴らしいことです。でも気をつけなければならないことがあります。それは「正しい努力」をするということです。
Aさん
そうです。例えば足が速くなりたかったとします。そこで努力をしなければと思い、ひたすら走り込みをするのであればそれは正しい努力とは言えません。
走るために必要な筋力をつけて、正確なフォームで走る練習をするというのが正しい努力と言えます。
えな
むやみやたらに練習を重ねることが努力ではないんですね。目標を達成するために必要な練習を重ねることが努力なんですね。
Aさん
そうです。なので他人に努力がないと言いたい場合は、「もっとここのスキルを伸ばしてみては?」と提案することが相手を思いやった言葉と言えるでしょう。と私の上司に伝えたいですね笑
目標達成のために必要な練習が努力
他人に言う場合は努力という言葉を使わず必要なスキルを提示したほうが良い
成功するためには圧倒的な努力が必要
えな
少し精神論の話になりますがAさんは努力は報われると思いますか?
Aさん
必ずしもそうだとは思いません。ただ言えることは世間で成功していると言われる人は間違いなく圧倒的な努力をしている人です。
Aさん
イチローやホリエモンや天才と呼ばれる人ほど圧倒的な努力をしています。そしてその努力は一般の人からしたら到底続かないことを継続して行っています。私なんかは昨日がんばったし今日はやめておこうとついついサボってしまいがちです。
また前述したように努力とは基準が人によって違います。足が速くなるために毎日練習した人も週に一度練習した人もその人にとっては努力になります。ただ成功している人はこの努力の基準値が高いところにあります。これぐらい普通ですよねといったところです。
えな
努力と一言にいっても使う人によって言葉の中身が大きく違うんですね。私も同じミスをしないように自分のウィークポイントを改めて仕事頑張ります。
成功するには圧倒的な努力が必要
努力の基準値を上げる
まとめ
- 目標を達成するためには必要な練習を継続して行うことが必要
- 努力の基準を高くする
- 他人に言う時は努力という抽象化した言葉ではなく具体的なスキルを上げる方法を提案する
目標達成のために必要なのはそれに費やす時間と量です。そして人はそれを努力という言葉に当てはめます。しかし、そのせっかくの努力が正しいものでなければいくらがんばっても思うような成果が得られません。それどころか心が疲弊し、もっと他の時間に当てた方がいくらかマシな場合もあります。
努力という言葉を精神論でとらえるとこの正しい努力を見失うことがあります。「これだけの時間をかけたのになぜ成果が上がらないんだ?!自分はなんてできない奴なんだ!!」と自分を責めてしまうという最悪の結果にも繋がります。
私は本来努力とは耐え忍ぶという意味のものではないと思います。目標をとらえるために、今の自分には何が足りていないのか?というのを客観視し必要なアイテムを揃え鍛え上げていくものだと思います。なので自発的に行い、成長する自分を楽しむことだと思っています。そうして目標が達成し、振り返った時に総じて「努力」と言えるのかなと思います。偉そうなことを言いながらも自分に甘い筆者ですので皆さんと一緒に目標に向かって努力を楽しみたいと思います。
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