えなさん突然ですが、今働いている人の中で転職している人は何%くらいいると思いますか?
本当に突然ですね(笑)
最近は売り手市場だと聞いたことがあるので、10〜20%くらいですかね?
もっと少なくて、だいたい5%くらいですね。
案外少ないんですね。
売り手市場だから転職している人がたくさんいるものだと思ってました。
景気に多少左右されますが、毎年働いている5%くらいの人が転職しています。
そして、景気が良くなっていて売り手市場である今が絶好の転職チャンスだと考えています。
- 今が絶好の転職チャンスだと考える理由
- 転職成功割合が高くなっている理由
- 転職で賃金が上がった人・下がった人の割合
*この記事は国のデータを使用しているため2018年度までのデータが最新となっています。
Contents
結論:今が絶好の転職チャンスだと考える理由
最初に結論です。
様々なデータから、なぜ今が絶好の転職チャンスか解説していきます。
- 有効求人倍率が右肩上がり
- リーマンショック以降、転職成功割合が右肩上がり
- 転職しても賃金の増減が1割未満とローリスク
転職割合の推移
まずは転職している人の割合を見てみましょう。
下記の表を見ると、毎年5%前後の人が転職していることが分かります。
転職割合:全体の推移
調査年度 | 転職割合 | 転職者 | 調査人数 |
---|---|---|---|
2002年 | 5.2% | 327万人 | 6,288万人 |
2003年 | 5.2% | 325万人 | 6,250万人 |
2004年 | 5.1% | 323万人 | 6,333万人 |
2005年 | 5.4% | 340万人 | 6,296万人 |
2006年 | 5.4% | 346万人 | 6,407万人 |
2007年 | 5.4% | 346万人 | 6,407万人 |
2008年 | 5.3% | 335万人 | 6,320万人 |
2009年 | 5.1% | 320万人 | 6,274万人 |
2010年 | 4.5% | 283万人 | 6,288万人 |
2011年 | 4.5% | 284万人 | 6,311万人 |
2012年 | 4.6% | 286万人 | 6,217万人 |
2013年 | 4.5% | 287万人 | 6,377万人 |
2014年 | 4.6% | 291万人 | 6,326万人 |
2015年 | 4.8% | 299万人 | 6,229万人 |
2016年 | 4.8% | 307万人 | 6,395万人 |
2017年 | 4.8% | 311万人 | 6,479万人 |
2018年 | 4.9% | 329万人 | 6,714万人 |
*調査人数=転職者÷転職割合
出典:総務省
2008年頃から2014年頃までで、転職割合が落ちていますが、何でですか?
これは私の予想ですが、2008年にはリーマンショックがありました。
その影響で、一時的に企業が採用人数を減らしたのではないかと考えています。
最近では、回復傾向にありますね。
結婚が難しいならば、せめてUターンしようと思って転職活動をしたのですが、リーマン・ショック後の不況だったので、転職活動は難航しました。
2010年5月(39歳)に潰瘍性大腸炎が再発して、転職活動は中止するしかありませんでした。
— 潰瘍性大腸炎独りぼっち (@bocchi_UC) May 6, 2019
転職割合:年齢別の推移
年齢別に見ると34歳までをピークに緩やかに下がっていますが、65歳以上でも転職している人がいますね。
調査年度 | 15~24歳 | 25~34歳 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55~64歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
2002年 | 26.6% | 30.9% | 16.2% | 14.4% | 9.5% | 2.1% |
2003年 | 24.9% | 31.4% | 17.8% | 13.2% | 9.8% | 2.2% |
2004年 | 24.1% | 31.9% | 17.6% | 12.7% | 11.1% | 2.2% |
2005年 | 24.1% | 31.8% | 18.5% | 12.9% | 10.9% | 1.8% |
2006年 | 23.7% | 32.1% | 19.4% | 12.7% | 10.1% | 2.0% |
2007年 | 21.7% | 29.5% | 20.5% | 13.3% | 12.1% | 2.9% |
2008年 | 21.5% | 30.4% | 20.6% | 12.8% | 11.9% | 2.7% |
2009年 | 19.4% | 30.0% | 21.6% | 12.8% | 13.1% | 2.8% |
2010年 | 18.7% | 29.0% | 21.9% | 13.4% | 13.8% | 3.5% |
2011年 | 18.3% | 28.9% | 22.9% | 13.4% | 14.1% | 3.5% |
2012年 | 18.2% | 28.3% | 22.7% | 14.0% | 13.3% | 3.5% |
2013年 | 18.1% | 26.8% | 22.6% | 13.9% | 14.3% | 3.8% |
2014年 | 18.9% | 26.1% | 23.0% | 14.1% | 13.7% | 4.1% |
2015年 | 18.1% | 26.8% | 21.7% | 15.1% | 13.7% | 4.7% |
2016年 | 18.9% | 25.1% | 19.5% | 16.6% | 14.0% | 5.5% |
2017年 | 18.3% | 25.4% | 21.5% | 16.1% | 13.5% | 4.8% |
2018年 | 19.1% | 23.7% | 19.8% | 16.7% | 14.9% | 6.1% |
出典:総務省
年齢を重ねても転職する人がいるんですね!!
どういった理由で転職するんでしょう?
キャリアアップは少ないと思います。
おそらく天下りなどグループ会社の役員に再雇用されるか普通のサラリーマンの方が定年後にお金が足りないや何をして良いのか分からないなど理由で、また働きに出ているのではないでしょうか。
無理な仕事で身体を壊す高齢者も増えている。「活躍」などという簡単な話ではない。
「もう一つ数字がある。労働政策研究・研修機構の調査(15年発表)で「60代が働いた最も主要な理由」は「経済上の理由」が最も多く、約58%を占めた」https://t.co/MOn57HYtUm
— 今野晴貴 (@konno_haruki) November 10, 2019
65歳以上でも働かないといけない時代になっているんですね。
こう言っては気の毒ですが、老後に働きたくないなら、今のうちに転職するなりして、老後に向けた資産形成をしていくことが重要だと考えます。
転職成功割合の推移
下記の表を見ると、転職成功割合が近年では高くなっていることが分かります。
転職成功割合:全体の推移
調査年度 | 転職成功割合 | 転職者 | 完全失業者 | 離職者 | 有効求人倍率 |
---|---|---|---|---|---|
2002年 | 47.7% | 327万人 | 359万人 | 686万人 | 0.56 |
2003年 | 48.1% | 325万人 | 350万人 | 675万人 | 0.69 |
2004年 | 50.8% | 323万人 | 313万人 | 636万人 | 0.86 |
2005年 | 55.3% | 340万人 | 294万人 | 634万人 | 0.98 |
2006年 | 55.7% | 346万人 | 275万人 | 621万人 | 1.06 |
2007年 | 57.4% | 346万人 | 257万人 | 603万人 | 1.02 |
2008年 | 55.8% | 335万人 | 265万人 | 600万人 | 0.77 |
2009年 | 48.8% | 320万人 | 336万人 | 656万人 | 0.45 |
2010年 | 45.9% | 283万人 | 334万人 | 617万人 | 0.56 |
2011年 | 48.5% | 284万人 | 302万人 | 586万人 | 0.68 |
2012年 | 50.0% | 286万人 | 285万人 | 571万人 | 0.82 |
2013年 | 51.2% | 287万人 | 265万人 | 552万人 | 0.97 |
2014年 | 55.2% | 291万人 | 236万人 | 527万人 | 1.11 |
2015年 | 57.4% | 299万人 | 222万人 | 521万人 | 1.23 |
2016年 | 59.6% | 307万人 | 208万人 | 515万人 | 1.39 |
2017年 | 62.1% | 311万人 | 190万人 | 501万人 | 1.54 |
2018年 | 66.5% | 329万人 | 166万人 | 495万人 | 1.62 |
*転職成功割合=転職者÷離職者(離職者=転職者+完全失業者)
*完全失業者:仕事がなく、仕事を探していた者で、仕事があればすぐに仕事に就ける者
有効求人倍率:政府統計の総合窓口、転職者・完全失業者:総務省
リーマンショックで一時的に完全失業者が増えていますけど、だんだん減ってきてますね。
転職成功割合が高くなっているのは、完全失業者数が減っていることが原因みたいですね。
最近は人手不足が騒がれています。
その影響も合間って完全失業者数が減っている可能性があります。
有効求人倍率も右肩上がりですし、すごく転職しやすそうな環境なんですね。
転職サイト登録時のスカウトメールもかなりたくさん来る!
今は売り手市場だなと実感する。— キャリ女! (@mwyxlhtSEJXSPwO) November 14, 2019
転職成功割合:年齢別の推移
年齢別に見ても、ここ数年は半分以上の人が転職を成功させていることが分かります。
調査年度 | 15~24歳 | 25~34歳 | 35~44歳 | 45~54歳 | 55~64歳 | 65歳以上 |
---|---|---|---|---|---|---|
2002年 | 58.8% | 50.5% | 50.0% | 42.7% | 32.6% | 38.9% |
2003年 | 54.4% | 51.5% | 51.3% | 43.9% | 33.3% | 36.8% |
2004年 | 56.1% | 54.2% | 51.8% | 45.6% | 40.0% | 41.2% |
2005年 | 59.9% | 56.3% | 54.8% | 51.2% | 42.0% | 37.5% |
2006年 | 62.1% | 59.0% | 58.3% | 52.4% | 41.7% | 38.9% |
2007年 | 61.5% | 59.3% | 59.2% | 55.4% | 44.8% | 50.0% |
2008年 | 62.6% | 58.6% | 57.0% | 52.4% | 46.0% | 42.9% |
2009年 | 54.4% | 52.5% | 49.6% | 44.6% | 41.2% | 37.5% |
2010年 | 51.0% | 50.0% | 46.6% | 42.2% | 37.9% | 40.0% |
2011年 | 54.2% | 52.6% | 50.0% | 44.2% | 40.8% | 43.5% |
2012年 | 55.3% | 54.0% | 50.4% | 47.1% | 42.2% | 41.7% |
2013年 | 59.1% | 53.8% | 52.0% | 47.1% | 47.1% | 42.3% |
2014年 | 62.5% | 57.6% | 55.8% | 49.4% | 50.6% | 44.4% |
2015年 | 65.1% | 59.3% | 57.5% | 52.9% | 52.6% | 48.3% |
2016年 | 67.4% | 60.6% | 57.1% | 58.0% | 56.6% | 51.5% |
2017年 | 69.5% | 64.8% | 63.2% | 58.1% | 57.5% | 50.0% |
2018年 | 75.0% | 66.7% | 66.3% | 63.2% | 64.5% | 60.6% |
*転職成功割合=転職者÷離職者(離職者=転職者+完全失業者)
転職者・完全失業者:総務省
本当にすごい高い割合ですね。
リーマンショックみたいな不景気になる前に転職活動した方が、自分が納得できる職場を見つけられそうですね。
転職後の賃金割合の動向
下表を見ると、若いほど賃金が1割以上上がっていることが分かります。
また、どの年代でも半数近くの人が、賃金が1割未満の増減となっています。
19歳以下の転職後の賃金
2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|
1割以上増加 | 39.8% | 34.4% | 33.5% |
1割未満増減 | 52.5% | 50.1% | 54.3% |
1割以上減少 | 6.3% | 13.5% | 12.3% |
20〜29歳の転職後の賃金
2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|
1割以上増加 | 31.6% | 29.0% | 33.6% |
1割未満増減 | 48.9% | 49.5% | 45.2% |
1割以上減少 | 17.7% | 19.2% | 19.9% |
30〜44歳の転職後の賃金
2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|
1割以上増加 | 27.4% | 25.4% | 29.4% |
1割未満増減 | 49.3% | 51.9% | 50.2% |
1割以上減少 | 20.9% | 21.5% | 19.2% |
45〜59歳の転職後の賃金
2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|
1割以上増加 | 18.4% | 19.8% | 19.8% |
1割未満増減 | 54.5% | 52.2% | 52.7% |
1割以上減少 | 23.8% | 25.9% | 25.6% |
60歳以上の転職後の賃金
2015 | 2016 | 2017 | |
---|---|---|---|
1割以上増加 | 8.8% | 7.1% | 7.3% |
1割未満増減 | 33.3% | 35.2% | 36.9% |
1割以上減少 | 55.5% | 56.5% | 53.8% |
60歳以上の人は転職後に1割以上減少している人が半数以上もいるんですね。
そうですね。
定年後は定年前に比べて給料は下がるからだと思います。
同じ1割の増減でも、通常年齢が上がれば給料も高くなるので、人それぞれ実際に変化する数値は異なります。
若い人の方が、賃金が1割変わってもローリスクで転職が可能になります。
何年も働いてるのに年収300万とかの世界が地方の中小企業にはあるんだけど、給料が安いと文句言うなら、とっとと転職なり起業なりしろよと本音では思うのだが、そいつらから搾取しないと利益が出ないので、口先と小手先の励ましで搾取を続けるのが経営者の仕事なのである。
— かっち (@upside_k) November 15, 2019
ひどいですね。
そういえば、私の知り合いにも3年間働いて給料が1円も上がらないから転職した子がいました。
このように、給料が変わってないなら、年齢関係なくローリスクで転職できますね。
転職割合のデータから紐解く!まとめ
- 有効求人倍率が右肩上がり
- リーマンショック以降転職成功割合が右肩上がり
- 転職しても賃金の増減が1割未満とローリスク
これらの理由から転職するなら今が絶好のチャンスと言えますね。
今転職したら、自分が納得した会社に転職しやすいこと理由が良く分かりました。
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